始めに
このブログでは、1ヶ月間の通貨ペアの見通しを解説していくブログになります。
主に、スウィングトレーダー向けの手法になっているので、とても分かりやすく解説していくので、是非参考にしてみてください。
早速ですが、私の結論から言うと、109円付近までの上昇すると予想しています。
ただ、107円で止まってしまう動きになれば、104円を抜く落下に繋がる可能性もあるので、
その理由を、後半のテクニカル分析で具体的に紹介したいと思います。
まずは、現状続いているドル売りの理由をファンダメンタズ分析で解説していきます。
もくじ
ファンダメンタズ分析
8月から注目するのは、主に3つの材料に絞られると思います。以下の通り⤵︎
大統領選挙に向けて
11月3日から始まる大統領選挙ですが、トランプ大統領の対戦相手は、もちろんバイデン候補になります。そのバイデン候補は、7月末の時点で、世論調査でリードしている状態。
リードしている理由は、コロナウイルス感染対応への不満、抗議デモに治安部隊を送った事の不満がトランプ大統領の支持率を下げたからです。
では、このままバイデン候補が大統領になる確率が大きいのか?と言われれば、そうでもないと見ています。
メディアの反応も、世論調査の統計の仕方は、結構なアバウトぶりみたいなので、勝負の行方は最後の大統領選挙になるまでは全く分からないと思いますし、バイデン候補も持病があるらしく、また、かなりの高年齢らしいので、そこら辺の事を考えれば、少し不利な見方もできます。
また今のアメリカ国民は、反中感情が日々高まっているので、報復措置としてトランプ大統領に期待している面もあると思います。
ただ、現状は中国に制裁を加えても、国民の反応は伝わってきていませんし、今のアメリカにとっては、中国というよりは人種差別抗議デモに方に目が言ってしまっているので、この問題を落ちつかせる手段が、今の所、報道で伝わっていない以上は、トランプ大統領の敗戦に市場は警戒しているのではないかと見ています。
(大統領選挙の方は、8月以降もメインで発信していこうと思います。)
米中問題
さて!そのトランプ大統領は、いくら世論調査は、全く意味がないと発言されていても、気になっているのは確実ですし、現状の批判を無視する事は出来ません。
従って、8月10日からアメリカ議会の夏休み休暇後のトランプ政権は、ここから大統領選挙に向けて本腰を入れてくると思います。
その為には、まず国民の不満を中国側にそらす必要があります。
実際、領事館の問題も国民の目を中国にそらす為にやった行為です。
なので、今後は、更に中国に制裁を加えてくる可能性があるので、休暇後のトランプ政権の発言に注意する必要があります。
そのターゲットになっているのが、7月から問題とされている、南シナ海の領有権争いですね。是非そちらの方に注目して行きたいと思います。
モデルナ
27日から、モデルナが最終治験を実施していて、8月にも治験結果が公表されるかもしれません。
ドル円の上昇のきっかけになるのは、ワクチンの結果内容次第だと思っています。
8月は、是非ワクチンの結果発表に注目したいですね。
以上が、8月から注目していかなければならない問題になると思います。
ただ、先程、アメリカ議会が8/10日から夏休暇に入るので、その間は少し軟調になるかもしれません。
その他、アメリカ企業の問題があります。
こちらの方は、経済指標で確認していく必要があると思います。
そして、明日から重要経済が連発するので、そちらの発表を参考にして行こうと思います。
経済指標
8/3 🇯🇵日本・GDP2次速報値 1月⤵︎
🇺🇸アメリカ・ISM製造業景気指数 7月⤴︎
8/5 🇺🇸アメリカ・ADP雇用者数 7月⤵︎
🇺🇸アメリカ・貿易収支 6月⤵︎
🇺🇸アメリカ・ISM非製造業景気指数 7月⤵︎
🇺🇸アメリカ・雇用統計 7月⤵︎
当然、アメリカ企業自体は沢山の社債を抱えています。30日にFRBが流動性供給措置を3ヶ月延長しましたが、FOMCの発言は、倒産寸前の企業に供給する事はないと言っています。
この事から、すでにFRBでも対応出来ない状態に追い込まれていると思います。
テクニカル分析
次に、もう少し具体的にテクニカル分析で説明していきます。
まず、ファンダメンタズ分析を見ている以上はドル売りの反応ですが、この8月はかなり動きが鈍くなります。その理由として、海外の夏季休暇に突入するからです。
従って、その休暇に入る前にポジション決済してくる可能性がある為、いくらドル売りの流れでも、どこかで調整に入ると見ています。
そのタイミングが、来週の雇用統計後にポジションを決済するのかなぁと思っています。
ドル円 週足
週足は、104円のサポートラインで強めに反発されている為、長い陰線のヒゲが出ています。このヒゲを見る限り、この下を抜けるのは難しそうなので、一旦109円まで上昇すると見ています。
でも、アメリカの状況からだと、ドル買いになるのは少し難しいのでは?…と思われるかもしれませんが、この場合はユーロドルを見てください。
ユーロも買われすぎている感じがしますし、ユーロドルの日足を見ると、1.2辺りで5波終了で、そこから調整に入ると思います。
その事を考えればドル円の上昇に発展してもおかしくありません。
さて、ここからが本題になりますが、どの材料で、この三角持ち合いを抜けるかですが、私は大統領選挙の結果でどちらかに抜けると予想しています。
正直どうなるかは本当に、今の状況からでは誰もわからないと思います。
ただ、現状況をトランプ大統領が改善できなければ、トランプ大統領の敗戦の警戒が広がり、この先ドル円は下に抜けると思います
ドル円 日足
現在、日足はA波or4波と言った所でしょう。
今後の中期的な動きとしては、このライン内で動くと見ています。
下は104円〜上は109円手前ですね。
一応、ミドルラインも引いていますが、仮にこのラインで止まるような事が有れば、104円を抜く落下になる可能性もあり得ます。
まとめ
現状のファンダメンタズ分析では、ドル円の更なる落下を予想したい所ですが、104円での反発を見る限りでは、簡単に抜く事は難しいと見ています。
なので、週足は一旦、ユーロの調整が入ると予想して、ドル買い円売りになると見ています。
ただ、8月10日からの米議会の夏季休暇後のトランプ大統領の行動には十分注意してください。多分、上記でも書いたように、大統領選挙に向けて、中国に向けて制裁を発動してくると思いますので注意です。
では!次回は9月に投稿させてもらいます。
ありがとうございました😊